大人のバイオリン初心者

 

バイオリンを大人から始めるのは難しい。


 

 

バイオリンは大人から習ったのでは遅い。


 

 

大人からでは上達は無理。


 

そんな声をよく聞きますが、実際のところどうなのでしょうか?
ということで、大人のバイオリン初心者の前に立ちふさがる問題と、バイオリンを弾くという夢を叶えるための道筋についてです。

 

大人の条件が不確かすぎやしませんか?

「バイオリンを大人から始めるのは難しい」「バイオリンは大人から習ったのでは遅い」。これらの意見はある部分正解ですが、乱暴すぎます。何が乱暴かというと、大人の条件です。

 

大人を20歳以上と定義するなら、大人は子供に近い20歳から50代60代70代までいて、一口に「大人」といっても範囲が広すぎます。また20代の大人でも仕事が忙しくバイオリン練習が週末にしか取れない方、50代でも子育てを終え1日数時間の練習時間を確保できる方もいて、条件はいろいろ。一つのカテゴリーに収まり切りません。

 

さらに一流の先生の個人レッスンを受けれるなどの経済的な条件、マンションに住んでいて騒音問題から思い切って練習ができないなどの練習環境の問題などさまざまな条件で、「バイオリンを大人から始めるのは難しい」の難しいレベルは変わってきます。

 

「難しい」という言葉に後ずさりしてはダメ

「難しい」という言葉にひるみ、諦めるのではなく、まずは難しいと思われる個々の問題をしっかり理解することが大切です。

 

そこでこのサイトでは「バイオリンを大人から始めるのは難しい」といわれる理由を知って、乗り越えていく方法を紹介します。参考にして、「バイオリンを弾けるようになる」という夢を叶えてくださいね。

 

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大人から始めたのでは遅い。子供から始めた方がいいと言われる理由

バイオリンに限った話ではありませんが、他の楽器でもスポーツでも子供のころから始めた方が上達しやすいですよね。それはなぜか?

 

子供は発育途中だから、バイオリンを弾きやすい体になりながら成長

もちろんすべてそうなるわけではないのですが、発育中の子どもです。毎日毎日バイオリンを練習する中で、バイオリンを弾くのに適した体に成長していくという話はうなずけます。

 

例えば、弦を押さえるために左手の指を一生懸命伸ばし続けていたら、右手の指よりも少し長くなった。指の柔軟性がよくなった。弦を押さえやすい四角張った指になった。という人もいます。

 

また、3歳くらいの幼児期からバイオリンを始めた人は、弓の先まで自分の腕のような研ぎ澄まされた感覚を身につけている人もいます。一方、大人から始めた人はどうなのか?

 

大人は成長が止まり、体も年々固くなってくる

毎日ヨガをやったり、柔軟体操をやっている人でないと、大人は年々体が固くなってきます。バイオリンは腕だけを使って弾く楽器のようですが、体全体を使って音を出す楽器です。体が固かったり、固いことからくる体の歪みだったりで上達に遅れが生じます。

 

大人の体は完成されたものです。だからバイオリンを弾く場合、無理やりバイオリンに体を合わせる必要があります。無理に合わせようとすると、「背中」「首」「肩」「腕」「ひじ」「手首」「指」・・・いたる所で体の筋肉が緊張。ガチガチになります。

 

やっぱり力を入れすぎるとよくないので、力を抜くときは抜く脱力も必要です。そのコントロールが体の固い大人は難しくなります。特に手首とひじが。

 

またバイオリンは顎で押さえて固定するわけですが、人生の中で顎で物を挟むことなんて、なかなかありません。なので日ごろ使わない筋肉を使い首が吊ったり、摩擦からタコができたりします。これらのことは回を重ねるごとに解消していきますが、体の柔らかい子供に比べて時間がかかるのは確かです。

 

子供は耳と体を連動させて感覚的に覚えるが、大人は理屈から頭で理解しようとする

子供はピュアで言われたことを素直に吸収し、感覚的に覚えていきますが、大人は見聞きしたことなど知識があったりいろいろな経験もしてきていますので、言われたことを自分の中にあるフィルターを通して、頭で理解しようとします。

 

体で覚えたことは自然と身になっていくものですが、頭で覚えたことはすぐ忘れてしまううえ、理解したことと体が連動しにくいです。これはある意味仕方のないことなので、繰り返し練習するしかありません。

 

 

 

バイオリン初心者が技術的に難しいこと

今まで肉体的なこと、精神的なことについて書いてきましたが、続いてバイオリン初心者が技術的に難しいことについてです。

 

調弦はバイオリン初心者が最初にぶつかる壁

バイオリンを毎回弾く前に、調弦・チューニングといって基本の音程を合わせる必要があります。バイオリンは、湿度などの環境に左右されやすく、音程が変わりやすいのです。ただ自分の耳で調弦するのは簡単ではありません。バイオリン初心者にとって調弦は、最初にぶつかる壁です。

 

ただ最初の壁でつまずいてしまうのはもったいないので、「調弦は自分の耳では無理」と割り切って、チューナーやスマホのアプリ、レッスンの時は先生にお願いするのもあり。時間をかけて習得していけばいいのです。

 

ドレミを作るのが難しい

ピアノなら一本指でも、鍵盤をたたけば正しい音がでます。でもバイオリンは、ドレミの音自体を自分で作らなくてはいけません。弦のどこを押さえれば正しい音程の音が出るのか、自分の指や身体で覚える必要があるのです。

 

ギターやマンドリン、ウクレレは弦を押さえる目安になるフレットという区切りがついています。でもバイオリンにはついていないので、弦のどこを押さえればいいか、視覚的には分かりません。聞いた音で理解する音感がいるのです。

 

それに自分では正しい音程だと思っても、先生や上級者の耳には「微妙」にはずれて聞こえたりします。その「微妙」なところが初心者にはなかなかわからないのです。

 

対策として、どこを押さえればどの音が出るのかを見てわかるように、最初は丸い小さなシールなどを弦の下に貼ったりもしますが、その音が正しいかどうかを判断する「耳」の訓練は大事。出ている音がどの音かわかるチューナーや調子笛などを使って、合わす方法もあります。

 

バイオリン初心者の大いなる課題はボーイング

バイオリン初心者の最初の課題は、音をきれいに出すために弦と弓を直角に保ったまま、弓の根元から弓先まで均一な音量と均一な音色で弓をまっすぐに弾く、ボーイングです。ちょっとずれただけでも音の質感とかが変わってしまいます。

 

方向も根元から弓先へのダウン、弓先から根元へのアップの両方向あって、バイオリンの演奏技術の中で、一番難しく課題とも言われますので、初心者にはやっぱり難しいです。

 

最初は右手首や指に柔軟性がなく固いので、弓先まで弾くと弦に対して弓が真っ直ぐ弾けず曲がったり、貧弱な音しか出せなかったりします。関節が慣れるまで何度も何度も練習が必要です。

 

音色

バイオリンは音色です。納得できる音色を出すためには、全神経を使って練習をしなければなりません。ですがバイオリンの練習は、ピアノと違って自己嫌悪に陥りやすいのです。なぜなら自分の音を好きになれるまでにけっこう時間がかかるので。

 

バイオリン初心者は自信のなさや、汚い音が出ることへの恐れから、弓の使い方が消極的です。だから思い切ったボーイングができず、音がか細くなります。そういう音色では好きになれませんよね。

 

それを乗り越えるためにも、練習では自信をもって思いっきり弾くことが大事です。「継続は力なり」で自信もついてくるのですが、ある時期、自分が下手になってきたように感じ始めるときが来ます。それは自分が下手だと分かるようになってきた、耳が育ってきた証拠です。

 

大人のバイオリン初心者は教室で習うべきか

大人からバイオリンを始める人は、どうやって弾けるようになるかというと、やっぱりバイオリン教室でしょう。ただバイオリン教室と一口に言っても、ヤマハのような大手から地元のカルチャーセンター、個人教室までいろいろありますし、グループレッスン・プライベートレッスンなど形態もさまざまです。

 

教室で習う場合、自分と相性のいい先生と出会えるかがポイント

少子高齢化という流れから、大人のバイオリン教室に重きを移しているスクールが増えてきています。子供の場合ですと将来プロを目指すという志の高い生徒が多いわけですが、大人の場合は趣味という位置づけの方が多いです。そうなると、先生の教え方にも違いが出てきます。

 

まとめ

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